日本スポーツマンシップ大賞2024
~優れたスポーツマンシップを発揮した個人・団体を表彰~
「日本スポーツマンシップ大賞/Japan Sportsmanship Awards」は、尊重・勇気・覚悟を備えたよきスポーツマンとしての振る舞いや、よきスポーツマンシップを示した個人・団体などを表彰する取り組みです。単なる勝敗を表彰するだけではなく、こうした事例にスポットライトを当てることで、スポーツマンシップの普及・啓発を進める上で、スポーツに取り組むべき姿勢やスポーツを愛するみなさんがめざすべき、スポーツマンという存在の意義・価値がよりわかりやすく伝わることを期待します。
受賞
グランプリ
須江 航
須江航監督は、「Good Loser=よき敗者」の大切さを日常的に部員へ説かれています。連覇が叶わず準優勝となった2023年夏の甲子園でも、爽やかに敗戦を受け入れ、慶應義塾高校 森林貴彦監督と健闘を称え合っていた姿がありました。
勝つことだけでなく、負けることから得られる価値に焦点をあてていることからも、須江監督がスポーツマンシップを発揮することに重きをおいていることが窺えます。全国制覇という難関を目指して全力で挑む勇気と覚悟に加え、夢破れたその直後でも対戦相手を心から称える姿勢にはリスペクトの精神があふれていました。
スポーツマンシップを発揮できるチームを育もうと高校生たちを導く姿、そして、須江監督自身が率先してスポーツマンとして振る舞う姿が高く評価されました。
ヤングジェネレーション賞
能登地震後の被災県出場校を思いやる高校生たち
2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響により、北陸地方から全国大会に臨む高校の応援団の多くが、試合会場に駆けつけることができなくなりました。それに対して、他の高校の生徒と応援団が北陸の高校生たちを全力で応援してくれました。
ライバルだけれど「勇気を与えたい」と、生徒自らが監督やコーチに提案して実現したそうです。その気持ちが、深刻な被害の様子が明らかになっていく中で、彼ら彼女たちの行動は、選手や被災地のみなさんに力を与え、そして、多くの感動を与えてくれました。
尊重・勇気・覚悟をもって行動した結果、育まれた友情や感謝の気持ちが、今後もさらにつながっていくことを心から期待したいと思います。
特別賞
加藤 未唯
2023年全仏オープン、女子ダブルス3回戦の試合途中、加藤選手が相手コートに返球したボールがボールパーソンに直撃し、そのことがきっかけとなり、相手ペアによる抗議の結果、失格という裁定をくだされました。
大きな精神的ショックがあった中で、気持ちを切り替えて混合ダブルスで勝ち進み見事に優勝を果たします。観衆の前でスピーチする場を得て、自らの想いを示してみせました。
大会にかかわるすべての関係者に対する感謝を示し、ボールパーソンのことを慮り、また、批判にさらされていた女子ダブルスの対戦相手ペアに対しても不満を引きずることなく再戦を誓うスピーチを通じて、スポーツマンとしてのあるべき姿を示してくださいました。
特別賞
栗山 英樹
侍JAPAN・栗山英樹監督は、選手、コーチ、スタッフすべてをリスペクトし、一人ひとりとコミュニケーションを大切にしていました。選手たちが、監督からの厚い信頼と熱い想いを意気に感じ、溌剌とプレーできたことが、WBC制覇につながったと感じます。
「素晴らしい選手が集まっているにもかかわらず、試合にずっと出ることができなかった選手もいると思います。嫌な思いもさせたと思うけど、本当に勘弁してください」と大会終了後に控え選手たちも含めて贈った言葉に、選手たちも侍ジャパンの一員でよかったと思ったことでしょう。
世界一になるために全てをかける覚悟を持ち、プレーヤーに寄り添うこれからの時代の新しいコーチ像を示してくださったことが高く評価されました。
ノミネート
日本スポーツマンシップ大賞 ノミネート
大 賞
須江 航
テーマ | グッドルーザーが伝えた「勝ち」よりも大切な「価値」 |
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内容 | 2022年夏、全国高等学校野球選手権大会でチームを初優勝に導き、東北勢としての初優勝をもたらした仙台育英高校・須江航監督。当時の優勝インタビューで放った「青春ってすごく密」が注目を浴び、ユーキャン新語・流行語大賞の選考委員特別賞を受賞した。続く2023年夏、仙台育英高校は2年連続で決勝に進出を果たす。慶應義塾高校に敗れ連覇とはならなかったが、須江監督は試合後のインタビューで「負けたのが慶應さんでよかった。取り組みも秀逸で、選手の技術もフィジカルもある。愉しむために一生懸命やるというエンジョイベースボールっていうのが神髄だと思う。もっと悲しいと思ったんですが、慶應さんを心からたたえたい」と話した。「“Good Loser(よき敗者))”であれと。県大会の初戦の前日に(選手たちに)言いました。どこで負けるかわからないから、負けたときに全力で相手に拍手を送って欲しいと。誇らしかった。これが伝統になって、いつか真の王者になれる日が来たらいいなと思う」と語るように、決勝戦での敗戦後、監督・選手たちが慶應義塾高校に向けて拍手を送り続け、チーム全体がまさに「Good Loser」としての立ち居振る舞いをみせた。須江監督は「人生は敗者復活戦」を座右の銘にしているといい、「人生は勝てることなんてほとんどなくて、だいたい負けです。野球を続ける子も続けない子も、それぞれの人生が続いていきます。この負けを敗者復活戦のエネルギーにして、人生に臨んでほしい」と選手たちに伝えた。 |
競技 | 野球 |
評価 | 尊重◎/勇気◎/覚悟◎ |
選考理由 | 須江航監督は、日常的に「“Good Loser(よき敗者)”であれ」と伝えている。連覇が叶わず準優勝となった2023夏の甲子園でも、爽やかにその敗戦を受け入れ、慶應義塾高校森林貴彦監督と健闘を称え合った。誰もが勝ちたいからこそ、本当に難しいGood Loserとしての振る舞い。それでも、負けることから得られる価値の重要さを常日頃部員に説いている様子からも、スポーツマンシップを発揮できるチームづくりをめざしていることが窺える。勝った相手を称えるという姿勢からリスペクトの精神が受け取れるとともに、いつ負けるかわからないからこそ、相手に果敢に挑む勇気と覚悟が伝わってくる。選手たちにスポーツマンとしての精神を説く須江監督自身が、率先してスポーツマンとしての振る舞いを体現しているといえよう。 |
特別賞
加藤 未唯
テーマ | 失格騒動からのレジリエンスと相手ペアに贈った言葉 |
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内容 | テニスの4大大会の1つ、全仏オープンで、2023年6月4日、女子ダブルス3回戦が行われた。加藤未唯/アーディラ・スーチャディ組はサラ・ソリベス=トルモ/マリエ・ブズコバ組と対戦、第2セット途中で、加藤/スーチャディ組が失格となる出来事があった。試合途中、プレーが切れたタイミングで加藤選手が相手コートに返球したボールがボールパーソンに直撃。涙を流すボールパーソンに対して加藤選手は歩み寄って謝罪し、一度は警告の判定が下されたが、その後、相手ペアがこの加藤選手の行為について抗議し、最終的に失格へと判定が変更された。この裁定に加藤選手は涙を見せたが、一方、勝利が認められた相手ペアのふたりが笑っているように見えたことから、ファンからはSNSなどで批判が殺到した。 加藤選手は、その後、男女混合ダブルスに出場し勝ち進むと、6月8日の決勝で見事勝利し優勝を果たした。加藤選手は優勝スピーチの中で、周囲への感謝を伝えるとともに、失格処分を受けた女子ダブルスでペアを組んだスーチャディ選手に対して「組んでくれてありがとう。失格処分になったけれど、全力を尽くした。また頑張りましょう」とコメント。また、女子ダブルス3回戦で対戦した相手ペアに対しても「サラとマリエへ。アーディラと私は、私たちがまたどこかで再戦して、いい試合ができればと願っています」とメッセージを送った。遺恨を残さないように配慮されたこの言葉や、関係者すべてに感謝する姿勢に対して、多くの賞賛の声が送られた。 |
競技 | テニス |
評価 | 尊重◎/勇気◯ /覚悟◎ |
選考理由 | ボールパーソンにボールが直撃したことについては、加藤選手、ボールパーソン双方にとって不運だったといえるが、その後のボールパーソンとの交流をSNSで発信したように、自ら考え行動する姿は印象的である。執拗に抗議した相手ペアの行動に対して非難の声も大きなものとなったが、失格処分を受けた彼女自身も大きな精神的ショックがあったと話している。そのような精神状態のなかで、失意から再起し、混合ダブルスでは勝ち進み、見事に自ら優勝スピーチをする場を得て、自らの想いを示してみせた。周囲に対する謝意をはじめ、対戦相手ペアに対して不満を引きずることなく出来事を水に流して再戦を願い、そして、大会に対しても自分自身の想いをしっかりと伝えるスピーチの内容は、まさに彼女のスポーツマンらしさを表現していた。 |
特別賞
栗山 英樹
テーマ | 野球と侍たちを世界一愛したチームマネジメント |
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内容 | 2023年3月21日、野球日本代表(侍ジャパン)が3大会ぶり3回目となるWBC制覇を成し遂げた。「誰よりも野球を愛して、選手を愛して、精一杯務めさせていただきます。」「本当にこのために頼みますよと、僕が直接魂に訴えたいんだよね」と、侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督は選手招集の際に候補選手一人一人に直接声をかけたという。「伝え方」を大切にしたという栗山監督は、「一生に1回でいいから、メンバー表にダルビッシュと書かせてくれ」とアメリカを拠点にするダルビッシュ有選手のもとを直接訪れ、この言葉を投げかけ、「できる限りジャパンに協力したい」との返事を引き出した。 侍ジャパン世界一まで完全密着したドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』に栗山英樹監督の言動が残されている。よきチームにするために、メンバーからの信頼を得るために、世界一になるために。誰よりも選手たちを信頼し、真剣な栗山英樹監督が発する言葉には人を惹きつけ、動かす力があった。準決勝のメキシコ戦で放った村上宗隆選手のサヨナラ打も、本来の打撃が出来ず苦悩していた村上選手を信じ続け、クリーンナップとして起用した結果だった。「ずっと本人に言ってきた、最後はお前で勝つんだって」。そして、決勝戦で実現した、ダルビッシュ投手、大谷翔平投手のリリーフ登板による黄金リレー。自らが偽りない姿勢を示すことでチームからの厚い信頼を勝ち得た。 |
競技 | 野球 |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | スタッフ、コーチ、そしてプレーヤー一人ひとりとコミュニケーションを図る姿は、すべての関係者に対するリスペクト精神が伝わってくる。監督からの厚い信頼の下、プレーヤーたちは指揮官の熱い想いを意気に感じ、溌剌とプレーできたことであろう。「これだけの素晴らしい選手が集まっているにもかかわらず、この大事な時期にちゃんと試合にずっと出ることができなかった選手もいると思います。嫌な思いもさせたと思うけど、本当勘弁してください」は、大会終了後に控え選手たちも含めて贈った言葉である。厳しい展開でマウンドに立たせてしまったピッチャーへの声がけも含めて、侍ジャパンの一員であったことを誇りに感じる言葉だっただろう。骨折しながらチームに帯同し続けた源田壮亮選手の姿、日ハム監督時代から前人未到の二刀流として育てあげた大谷選手の投打にわたる大活躍も、栗山監督の勇気ある采配に応えたいという想いの現れだったといえる。世界一になるために全てをかける覚悟を持ち、野球と選手を心から愛し言葉を発し行動する栗山英樹監督だったからこそ成し遂げられた「侍ジャパン世界一奪還」だった。 |
石川 祐希
テーマ | キャプテンとしての覚悟と信頼 |
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内容 | イタリア1部リーグ、パワーバレー・ミラノに所属して、チームの柱として活躍する石川祐希選手。2023年7月、バレーボール男子日本代表、龍神NIPPONのキャプテンとしてネーションズリーグに出場して銅メダルを獲得。同大会初、そして男子としては国際大会46年ぶりとなるメダル獲得に貢献した。その後、10月のオリンピック最終予選では16年、4大会ぶりに自力でオリンピック出場へと導いた。チーム内では先輩と後輩の垣根なく誰もが意見を言い合いやすい雰囲気をつくるとともに、気迫と覚悟を見せたプレーを随所で見せるとともに、積極的にチームを盛り上げる行動をとろうとする。その言動・姿勢は、周囲のバレーボール関係者からも「すごく変わったと感じる」と高く評価されており、キャプテンシーや覚悟が行動となって表れていることも示唆されている。目標について「チームに安心感を与えられるような存在、『ユウキがいるから大丈夫だ』って言ってもらえるような選手になりたい」という発言からは、日本バレーボール界を代表する第一人者としての覚悟が伝わってくる。「バレーボールのプレーヤーとして成長するために、常にスキルは磨かないといけません。やるべきことをこれだけしっかりやってダメなら仕方ない、負けたのは僕の実力がそれまでだったと思えるくらい、練習はもちろん、練習以外のことでもバレーボールに時間を割いているつもりです。スタメンでなくても例えば、ピンチサーバーで出る機会があればそこでしっかり結果を残すなど、ほかにやるべきことを探して切り替えるしかないと思っています」と語る石川選手の言葉はスポーツマンらしさを示している。 |
競技 | バレーボール |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | 日本代表として、そして世界のトップステージで活躍する石川祐希選手。明るい雰囲気を創り出しチームを鼓舞しながら、試合中にはエースとして確実にスパイク決めチームを勢いづける。「”バレーボールの石川祐希”から”TEAM JAPANの石川祐希”になって、たくさんの方に観ていただきたいですし、たくさんの子どもたちが目指したいと思う、お手本となるようなアスリートになりたいと思っています」と語る言葉からは、スポーツマンとしての自覚が伝わってくる。彼のスポーツマンシップが周りによき影響を与え、周囲からの厚い信頼へとつながっている。 |
江村 美咲
テーマ | 「自分を信じて競技を愉しむ」スポーツマンらしい姿 |
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内容 | 2023年7月、イタリア・ミラノで開催されたフェンシング世界選手権で、江村美咲選手は日本人選手として史上初となる世界選手権2連覇を達成した。フェンシング女子サーブル世界ランキング1位として、また大会連覇をかけた重圧の中で成し遂げた連覇は、パリオリンピックにおける「金メダル候補」であることを強く印象づける活躍であった。 高校入学と同時にJOCエリートアカデミーに入った江村選手。ユースオリンピックでの金メダル獲得など、かねてより実力が注目されてきた江村選手は、さらなる急成長を遂げるなかで、その背景には多くの苦悩もあった。とくに、東京オリンピックでは思うような結果が出せず、フェンシングから心が離れかけそうな時期もあったという。心身共に疲弊した江村選手が復活の糸口を見出したのは、フランス人コーチ、ジェローム・グース氏の「競技をもっと愉しもう」という言葉、そして自身で見出した「自分を信じる」ことだった。もとより負けず嫌いで「生きるか死ぬか」という気持ちでフェンシングに打ち込んできたが、そうした勝負への姿勢に加えて相手との駆け引きを愉しめるようになったという。「自分を信じて愉しんで試合をやりきれば、悔いの残らない自分の120%が出せる」。江村選手のこの言葉が、まさにスポーツマンとしてのありようを表している。 |
競技 | フェンシング |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | 世界選手権を2連覇する実力に加え、彼女の言動からみえる姿勢こそ、JSAが提唱するスポーツマンとしての心構えである「尊重」「勇気」「覚悟」のいずれも満たした理想的なスポーツマンの姿だといえる。自分を信じて試合を愉しむことで自身のパフォーマンスを最大限引き出すことは、まさに「Good Game」を実現しようとする心構えそのものである。また、もともとの自身の価値観にしがみつくのではなく、フランス人コーチの言葉を素直に受け止めて昇華させ、自ら新しい価値観を見出した様子も、他者に対する尊重、リスペクトの精神や、未知に対して勇気をもって挑む前向きな好奇心やチャレンジ精神が伝わってくる。 |
一般社団法人ツーリストシップ
テーマ | ツーリストがもつべき心構えの普及に挑む |
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内容 | 「スポーツマンシップ」から着想を得て、旅行者(ツーリスト)+接尾辞(シップ)で新しく作られた言葉「ツーリストシップ」。ツーリストシップとは「旅先へ配慮したり、貢献しながら、交流を楽しむ姿勢。またその行動」のことをいい、旅先で普段接しない人々や価値観・文化との出会いを通じて、旅行者も住民も幸せになる社会を目指している。同団体代表理事である田中千恵子氏は、京都大学在学中に一般社団法人CHIE-NO-WA(現・一般社団法人ツーリストシップ)を創設。ツーリストシップの普及に邁進し、現在に至る。昨今では、「オーバーツーリズム」が社会課題のひとつとして注目されており、旅行者のマナー問題をはじめ、地域住民のプライバシー侵害、生活・自然環境等への悪影響が表出している。「旅前」「旅中」「旅帰り」「生活時」の4つのシチュエーションで、住民・旅行者双方が尊重し合う心構えをもてる「住むと訪れるが交わる社会」の実現をめざす。さまざまなセミナーやワークショップを開催するとともに、書籍『「ツーリストシップ」で、旅先から好かれる人になってみませんか』を出版するなど、ツーリストシップの普及・推進に挑んでいる。 |
競技 | その他 |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | AIでは愉しめない人間によるアクションであるという点でも、旅行とスポーツの共通項は多い。旅行そのものが主体的に日常から非日常へ踏み出す「勇気(チャレンジ)」を伴った行為である。また、旅先で出会う人たちはもちろんのこと、その地で培われた文化や自然等への配慮は「尊重(リスペクト)」すべきもの。何より「旅行」というエンターテインメントを全力で愉しみつつ、住民と旅行者の双方をつなぐ「覚悟(エンジョイ)」が求められる。まさに「スポーツマン=Good Fellow(よき仲間)」を体現したものだといえる。スポーツマンシップに着想を得た「ツーリストシップ」という考え方の普及・推進に挑むこの団体の活動は、旅行者が旅先の地域住民たちにとっての「Good Fellow(よき仲間)」であるべきことを説き、人と人とのつながりによる社会課題の解決への可能性を秘めた新しい取り組みである。 |
バスケットボール男子日本代表
テーマ | 歴史的勝利を重ね48年ぶり自力五輪を決めた勇気と覚悟 |
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内容 | 日本バスケットボール界は、かつて国内リーグ分裂による国際バスケットボール連盟からの制裁を受け、男女ともにあらゆる国際試合への出場が禁止されるなど厳しい制裁が課された。当時、目前に控えていた東京2020オリンピックへの開催国出場枠も不確定で、日本バスケットボール界は危機的状況に直面していた。しかしその後、多くの関係者の尽力によってBリーグが発足。国際試合出場資格が回復され、日本代表チームの強化も本格的に始まった。リオデジャネイロオリンピックでは女子チームが出場を果たしたものの、男子は40年間オリンピックの舞台に立つことが叶わなかった。2021年、東京2020オリンピックでは「開催国枠」として男女ともに出場を果たす。そして、2023年8月から9月にかけて行われたワールドカップで、男子チームはパリオリンピック出場をめざして48年ぶりとなる自力出場権獲得をかけた戦いに挑んだ。東京2020オリンピックで女子代表チームを銀メダルに導いたトム・ホーバス氏をヘッドコーチに迎え、NBAプレーヤー・渡邊雄太選手、キャプテン・富樫勇樹選手らがリーダーシップを発揮する中、河村勇輝選手や富永啓生選手といった若手選手たちの大活躍や、ベテラン・比江島慎選手らのチームプレーが冴えわたり、チーム一丸となってパリオリンピック出場権の自力獲得を果たした。日本バスケットボール界はオリンピックでの女子チームの活躍に続き、今回のワールドカップを通じて男子チームも多くの人々の注目を集めることになった。 |
競技 | バスケットボール |
評価 | 尊重◯/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | ワールドカップ開幕前、バスケットボール日本代表AKATSUKI JAPAN男子チームは、1次ラウンドで東京オリンピックで銅メダルを獲得したオーストラリア、欧州の強豪であるドイツ、フィンランドと同じグループに入り、苦戦が強いられると考えられていた。しかし、トム・ホーバスHC率いる日本は、そうした前評判に臆することなく快進撃を見せた。日本バスケットボール界における歴史的な試合となったのがフィンランド戦だった。第1クウォーターこそリードして終えたものの、第2・第3クウォーターで10点差をつけられてしまった日本代表チームだったが、地元・沖縄アリーナの大声援を受けて粘り強く戦い、残り4分で逆転し勝利を収めた。さらにその後回った順位決定戦では、ベネゼエラ戦で劇的な逆転勝利、オリンピック出場権をかけた最終戦のカーボベルデ戦も80-71で勝利を挙げ、自力でのパリオリンピック出場権獲得を実現した。バスケットボール界のさらなる発展と成長のためにオリンピック出場権獲得が大きな命題となる中で、選手たちは勇気と覚悟をもってスポーツマンらしいプレーを積み重ねることで歴史の扉を開いたのである。 |
日本スポーツマンシップ大賞 ヤングジェネレーション賞 ノミネート
大 賞
能登地震後の被災県出場校を思いやる高校生たち
(石川県立金沢商業高校・星稜高校・仙台育英学園高校・名古屋高校・日本大学藤沢高校・船橋市立船橋高校・明秀学園日立高校)
テーマ | 学校の垣根を越えた応援活動 |
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内容 | 2024年1月1日に能登半島地震が襲った。日本一を目指してその青春を捧げてきた北陸地方の高校生だが、選手たちは会場に行くことができたものの、応援団の多くは会場に駆けつけることができなくなってしまった。このことを知った出場各高校の選手と応援団が、北陸の高校生たちを全力応援した。全国高校サッカー選手権大会では、岡山学芸館、市立船橋、日大藤沢のサッカー部とその応援団が、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では明秀学園日立の応援団が、北陸地方の高校の代わりに応援団として参加した。春高バレーにおける金沢商業と明秀学園日立の合同応援団は、大会のベスト応援賞も獲得した。明秀学園日立・吹奏楽部の石井埜開(のあ)さんは、「自分たちも小さい頃に東日本大震災を経験していて、震災のつらさや大変さは幼いながらも覚えているので『金沢商業さんが勝って、どうか一人でも多くの人にうれしい気持ちを届けられたら』と思いました」 と話している。高校生たちが自らのアイデアで行動し、自校の応援歌や応援グッズをアレンジしながら、地域や学校の垣根を越えて全力で応援する姿は、北陸のみならず日本全国の人々に感動と勇気を与えた。 |
競技 | 高校スポーツ |
評価 | 尊重◎/勇気◎/覚悟◎ |
選考理由 | ライバル校ながら「勇気を与えたい」と、生徒自ら監督、コーチに提案して実現したというこの応援。応援団が来場できなくなった会場の空席も満席となり、被災状況が連日報道されて心が晴れない状況の被災地に力を与えた。サッカーでは既に敗退していた日大藤沢の面々は、星稜の応援のために再集結した。さらに、対戦相手の市立船橋からはメガホンなどの応援グッズが提供されたという。また、バレーボールでは震災があった直後から、明秀学園日立の応援団の生徒たちによる「金沢商業のみなさんを応援したい」という気持ちが、顧問の先生から許可を受けて、自校の応援を使った一発勝負での応援の実現へとつながった。生徒達が被災地へ向けた優しい気持ちが伝わってくるこれらの行動が、私たちに感動を与えてくれた。尊重・勇気・覚悟が揃った結果としてこうして育まれた友情が、今後もさらにつながっていくことを期待したい。 |
小田 凱人
テーマ | 高い目標に向かい、果敢に挑み続ける若きプレーヤー |
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内容 | 2023年6月、車いすテニスグランドスラム(4大大会)のひとつ、全仏オープン男子シングルスを、史上最年少17歳で制したのが小田凱人選手である。全仏オープンで優勝した際に、「車いすテニスを始めた7年前から目標や夢は何一つ変わっていない。そのころから自分は世界一になれると思って行動していたし、世界一ならこういう行動、立ち居振る舞いをするだろうと常に想像しながら見よう見まねでやっていた。それが今現実としてあらわれていて、目指していたところにたどり着いた感覚はすごくある」と話した小田選手は、さらに「パラリンピックは4年に1度の貴重な舞台で、僕の中では一番意識しているので、それを何回とれるかはこれからも意識したい。自分の中ではまだまだ、初めての4大大会優勝なので、これから何回優勝できるか楽しみだし、何回とれるかを人生の一番の目標としたい」と語った。小田選手はそれから約1ヵ月後、同年7月のウィンブルドン選手権でも世界ランキング2位のアルフィー・ヒューエット選手(イギリス)に勝ち、2大会連続の4大大会制覇を果たした。試合では、元々苦手だったというバックハンドの精度を上げバックハンドのダウンザラインのショットも成功させるなど相手を翻弄、2−0のストレート勝ちを収めたのである。有言実行、目標通り4大大会2つ目のタイトル制覇を成し遂げてみせた。 |
競技 | 車いすテニス |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | 日本スポーツマンシップ大賞2023でヤングジェネレーション賞を受賞した小田凱人選手。本賞、2年連続のノミネートである。ウィンブルドンの試合後のインタビューで、小田選手は対戦したヒューエット選手に感謝の意を示し、「彼はとても強い選手で、対戦するたびに多くのことを考えさせられる」と述べ、相手を尊重する姿勢を見せた。試合では、決して現状に満足せず、苦手なショットの精度を上げるために挑み続ける勇気も、私たちが見習うべき精神である。また、車いすテニス世界ランク1位を誇る第一人者として、全仏オープン優勝後のインタビューで語った目標を実現し、今後もその目標達成のために邁進し続ける姿勢に覚悟を感じた。弱冠17歳でありながら、スポーツマンシップを発揮し続ける頼もしき若者である。 |
絈野 夏海
テーマ | キャプテンとしての覚悟 |
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内容 | 2023年12月に行われた「SoftBankウィンターカップ2023 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」において岐阜女子高校を準優勝に導いた立役者がキャプテン・絈野夏海選手だ。準々決勝での桜花学園戦では最終第4Q途中、最大21点差をつけられ、残り約3分半の時点で16点差という展開だったが、絈野選手が14本中9本の3Pシュートを沈めるなど37得点。そのうち第4Qだけでひとりで25得点を挙げ、残り10秒で61−60と逆転勝利を果たした。 決勝の京都精華学園戦でも、17本中8本の3Pシュートを決めるなど高い得点能力を発揮したが63−59で惜しくも敗れた。試合後には涙を浮かべながら、ひとり応援席から帰る応援団全員とハイタッチして感謝の気持ちを伝えるなど、Good Loserとしての姿勢を見せた。試合後のインタビューでは「2位という結果には満足していないですが、このチームでしっかり最後まで戦い切った。その結果が2位なら、胸を張っても良いかなと思う」と話し、またラストミーティングでは「こんなキャプテンでしたけど、ついてきてくれてありがとうございました」とチームメイトたちに感謝の想いをを伝えた。大会全6戦で27本の3Pシュートを決めて大会歴代最多記録を塗り替えるなど、プレーの結果、そして立ち居振る舞いともに、キャプテンとして立派で模範的な姿勢を示した。 |
競技 | バスケットボール |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | 「少しバスケットができる。シュート感がいい子だが、特筆すべき選手ではなかった」と安江満夫ヘッドコーチは入学当初の印象をそう振り返っている。そんな絈野夏海選手のことを、イチロー氏を引き合いにして「努力を積み重ねる天才」と表現する。その理由は吸収力の高さ。絈野選手は「必ずこのチームを日本一にしたいという思いがずっとあった。安江先生の仰ることは全て名言。一つ一つ逃さずに自分の心に留めるのが習慣になっていた」と語る。優勝には一歩及ばなかったが、3Pシュートの大会記録樹立は勇気を持ってシュートを打ち続けたからこそのすばらしい結果であり、覚悟を決めて全てに本気で向き合ってきたからこその涙だったといえよう。試合後に応援席の全員とタッチして感謝を伝える姿勢、試合後のミーティングでの感謝の言葉は、まさにGood Loserと呼ぶにふさわしい、尊重の精神あふれる振る舞いだった。 |
青鳥特別支援学校 ベースボール部
テーマ | 青鳥特別支援学校ベースボール部の挑戦 |
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内容 | 2023年7月10日、甲子園をめざす重要な一歩が踏み出された。その主役は、東京都世田谷区の青鳥特別支援学校、日本で初めての公立の知的しょうがい者特別支援学校である。これまでにもソフトボール・ティーボールを中心とする球技部が活動していたが、2021年に久保田浩司監督は知的しょうがい者の中にも野球に情熱を持ち真剣に取り組みたい生徒がいることに気づき、ベースボール部の設立に着手した。「硬球は危ない」などとする安全面での懸念から反対も強かったが、練習報告書を毎月提出しながら認めを求める中で、同年5月ついに東京都高校野球連盟が加盟を承認したのである。青鳥特別支援学校ベースボール部は、松蔭大学付属松蔭高校と東京都立深沢高校との連合チームで、全国高等学校野球選手権大会西東京大会に参加。試合では初回に1点を先制すると、逆転に次ぐ逆転、3時間に及ぶ激しい戦いの末、19-23で敗れた。しかし、部員の表情は晴れやかだった。この試合は青鳥特別支援学校にとって初の公式戦であり、部員は最後まで諦めず戦い抜いた。慶應義塾高校との合同練習を申し入れて交流を実現させるなど、新しい高校野球のあり方にも一石を投じている。 |
競技 | 野球 |
評価 | 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎ |
選考理由 | 青鳥特別支援学校の生徒たちは、高野連から公式戦への参加が認められ喜びに満ちていたことだろう。しかし、同時に彼らは大きな不安と心配に包まれていた。前例がほとんどなく、東京都大会は全国的にも高いレベルで競われる中での出場であり、容易なものではない。さらに、連合チームにはしょうがいの有無に関わらず様々な背景を持つメンバーが混在しており、差別やプレーの違いに対する不安もあったはずだ。しかし、青鳥特別支援学校ベースボール部のメンバーたちは、そのような不安や心配を吹き飛ばすような姿勢で試合に臨んだ。彼らがプレーを愉しむ姿は多くの人々に勇気と感動を与えた。チームメンバーは互いのプレーを褒め合い、個々の能力を尊重しながら困難に立ち向かった。彼らの姿勢や努力は、差別や偏見を乗り越え、ともにGood Gameを創ることの重要性を示すものであった。青鳥特別支援学校ベースボール部の挑戦は多様性を認め合う明るい未来につなげるためのスポーツマンらしい行動だといえよう。 |
水永 直太朗
テーマ | ハットトリックと共に魅せたグッドウィナーの姿 |
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内容 | 2023年11月11日に行われた全国高校サッカー選手権大阪大会決勝。この試合、東海大仰星高校は、4‐0で前年度の大阪大会覇者である履正社高校を破り、見事に全国大会への出場権を手に入れた。この試合、3得点を挙げ、ハットトリックの活躍をしたのが、チームのキャプテンを務める水永直太朗選手(高校3年)だった。この大一番で魅せた華々しいプレーや、優勝という結果はもちろんのこと、注目されるべきは1人のスポーツマンとしての振る舞いにもあった。試合終了のホイッスルとともに、東海大仰星高校のメンバーたちがみな抱き合い喜ぶ中、試合中と表情ひとつ変えず、真剣なまなざしでライバルたち一人ひとりと向き合い、握手や抱擁を交わして健闘を称え合う水永選手の姿があった。「喜ぶっていうのも大事だと思いますけど、相手の履正社さんがいるからこそ、この試合が行われている。感謝の気持ちを込めて履正社さんの選手には“ありがとう”という気持ちを伝えました。そういう気持ちの方が大きかったです」と話した水永選手。勝利をめざして全力を尽くす「覚悟」をもってプレーしながらも、最後までライバルたちへの感謝やリスペクトを忘れない気持ちを示した姿は、まさにGood Winnerと呼ぶにふさわしい。 |
競技 | サッカー |
評価 | 尊重◎/勇気◯ /覚悟◎ |
選考理由 | 高校最後の公式戦になるかもしれない大舞台の中で、自らの3得点で全国出場を掴んだ喜びは想像に難くない。勝利を手にする瞬間、優勝を決めた瞬間は喜びが爆発するものであるが、勝っておごることなく、最後まで相手を重んじようとする姿勢はGood Winnerを体現しているといえよう。もちろん、大喜びすることが、相手に対する敬意を欠いているわけでもない。相手を尊重しながら、勝利の喜びの表現方法を自ら考え、そして発揮し、新たな価値観を示してくれたことは高く評価されるべきであろう。 |
山里 椿華
テーマ | 敗れても変わらず貫く90度の深き一礼 |
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内容 | 2023年、北海道・北海きたえーる(北海道立総合体育センター)で行われた柔道の全国高校総体(インターハイ)、8月12日には女子個人戦が行われた。前年、2022年全国高校選手権で優勝を飾った63キロ級の山里椿華選手(長崎明誠高校3年)だが、前年のインターハイでは準決勝敗退、またこの大会の団体戦では3回戦敗退という結果で終わっており、その分個人戦にかける想いは強かった。清水優陸選手(佐賀商業高校2年)との準決勝は延長戦へともつれ込む拮抗した試合となったが、山里選手が指導を受け惜しくも僅差での敗戦となった。敗戦の悔しさがあふれる中でも、相手に対していつもと変わらない90度の深々とした礼。畳から去る際にも、頭を下げてピタリと一瞬止まる綺麗な一礼をしてみせた。「柔道は相手と一対一で戦う競技。日常生活でも、相手のことを思いながら生活できるようになりました」と語る山里選手は、どんな時でも最後まで敬意を持つことを忘れない。「柔道を始めたころから、負けても勝っても自分の中で礼儀を大事にするように心掛けています」と話した。取材対応を終えて会場を出る時にも、振り返って畳に向かって深々と一礼。初心をいつまでも大切にしていることが窺える山里選手はGood Loserとしての姿勢を示した。 |
競技 | 柔道 |
評価 | 尊重◎/勇気◯ /覚悟◎ |
選考理由 | スポーツは勝利をめざして全力を尽くすものだからこそ、敗戦や失敗は、勝利をめざすアスリートたちにとって「想いが叶わなかった瞬間」ということになる。それゆえ、敗北によって感情が揺さぶられ、冷静に振る舞えない選手が多いのも事実だ。それが、高校生にとってめざすべき大舞台のひとつである「インターハイ」であれば、なおさらのことである。前年のリベンジを誓って頂点をめざして自身の大きな目標に臨んだ大会だったが、わずかに力及ばず敗れてしまった山里選手にとっては、本当に悔しい想いをしたことだろう。そうした中で、高校生年代でありながら、相手や柔道そのものに対する尊重の精神を忘れることなく、相手、畳に向かって深々と一礼した姿は、究極のスポーツマンともいえる「Good Loser」として見習うべき心構えだった。 |
発起人・川淵三郎氏よりメッセージ
スポーツマンシップを身につけた真のスポーツマンこそが
現代の日本にもっとも必要な存在である。
日本スポーツマンシップ大賞/Japan Sportsmanship Awards
発起人代表
川淵三郎(一般社団法人日本トップリーグ連携機構 代表理事会長)
各賞概要
日本スポーツ界において、尊重・勇気・覚悟に代表されるスポーツマンシップを発揮した中で、最も印象的な個人・団体を「グランp」として、学生など若い世代を対象とした最も印象的な個人・団体を「日本スポーツマンシップ大賞 ヤングジェネレーション賞」として表彰します。
審査委員会
◆審査委員長
中村聡宏(一般社団法人日本スポーツマンシップ協会 代表理事会長)
◆審査委員
江口桃子(日本スポーツマンシップ協会 理事、アナウンサー)
太田雄貴(国際オリンピック委員会 委員/国際フェンシング協会 理事)
大山加奈(元バレーボール日本代表/公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WE
リーグ)理事/一般社団法人 日本車いすラグビー連盟 理事)
島田慎二(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ チェアマン/代表
理事CEO/公益財団法人日本バスケットボール協会 副会長)
高橋勇市(パラリンピアン/アテネパラリンピック 視覚障害マラソン金メダリスト)
益子直美(日本スポーツマンシップ協会 理事/バレーボール元日本代表)
森林貴彦(慶應義塾高等学校 野球部 監督/慶應義塾幼稚舎 教諭)
※肩書きは審査委員会開催当時
<日本スポーツマンシップ大賞2023概要>
名称
日本スポーツマンシップ大賞 2024
目的
当該年度において優れたスポーツマンシップを発揮した個人・団体を表彰することで
スポーツマンシップの正しい普及・啓発をおこなう
開催日程
2024年6月29日(土) 15:00~17:30
開催場所
HRソリューションズ株式会社 セミナールーム
内容
・グランプリ、ヤングジェネレーション賞の発表
主催
一般社団法人日本スポーツマンシップ協会
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日本スポーツマンシップ大賞2023
日本スポーツマンシップ大賞 2022
日本スポーツマンシップ大賞 2021
日本スポーツマンシップ大賞 2020