一般社団法人 日本スポーツマンシップ協会

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【NEW】「日本スポーツマンシップ大賞2021」発表

日本スポーツマンシップ大賞2021 発表!
~優れたスポーツマンシップを発揮した個人・団体を表彰~

「日本スポーツマンシップ大賞/Japan Sportsmanship Awards」は、尊重・勇気・覚悟を備えたよきスポーツマンとしての振る舞いや、よきスポーツマンシップを示した個人・団体などを表彰する取り組みです。単なる勝敗を表彰するだけではなく、こうした事例にスポットライトを当てることで、スポーツマンシップの正しい普及・啓発を進める上で、スポーツに取り組むべき姿勢やスポーツを愛するみなさんがめざすべき、スポーツマンという存在の意味がよりわかりやすく伝わることを期待します。

受賞

スポーツマンシップ大賞

大坂 なおみ

写真:AP/AFLO

ヤングジェネレーション賞

池江 璃花子

写真:YUTAKA/AFLO SPORT

特別賞

筒香 嘉智

写真:AP/AFLO

ノミネート

日本スポーツマンシップ大賞 ノミネート

大 賞  

大坂 なおみ 選手

写真:AP/AFLO

テーマ 人種差別へ立ち向かう意思表明とアスリートの発信を呼びかけ
内容 アメリカで起きた警官による黒人男性銃撃事件に抗議し、「私はアスリートである以前に1人の黒人女性です。テニスをするよりも重要な事があるように感じています」と話し、大会欠場を表明。
その後の2020年の全米オープンでは、試合ごとに差別により亡くなった7人の黒人の名前が書かれたマスクをつけ出場した。
ニューヨーク・タイムズ紙に「アスリートたちよ、声を上げよう」と寄稿、アスリートの社会的問題に対して発言する責任、そして発信を続けていく意欲を示した。
競技 テニス
評価 尊重◎/勇気◎/覚悟◎
コメント メディア、世論から賛否が巻き起こる中で、自らの信念を貫き通し発信を続けた。
全米オープン優勝後のインタビューでは自身の言動について問われた際に「あなたはどんなメッセージを受け取りましたか」と逆にメディアを通じて問い掛け、世界中に人種差別について自分ごとで考えること、自発性を促しているように感じられた。
トップアスリートの社会的役割と発信力を自覚した上で、多様性を尊重することをつねに訴え、自らもスポーツマンとして勇気を持って発言しつつ、周囲にもスポーツマンであることを望んだ覚悟をもった行動は、スポーツマンのロールモデルとして今後も期待できる存在といえる。
一般社団法人スポーツを止めるな

写真:一般社団法人スポーツを止めるな

テーマ 新型コロナウイルスの影響で止まってしまった学生スポーツを応援
内容 コロナ禍で大会が中止となり、自身の進路を切り拓く上でアピールの場を失った高校生アスリートに向けて、大会に代わるプレーアピールの機会を提供するために、アスリートたちが支援しSNSを活用したムーブメントを起こした。ラグビーを皮切りに、競技の垣根を越えて多くのトップアスリートの賛同を集め、10競技まで広げている。
また、この活動をSNS上だけに終わらせず、全国の学生が地域差なくプレーアピールできるオンラインプラットフォーム「Hands up」を開発。一過性のものにとどまらせず、未来の学生アスリート育成を実現し、スポーツ界の資産にしていくため継続的な情報発信を行っている。
競技 学生スポーツ支援
評価 尊重◎/勇気〇 /覚悟◎
コメント コロナ禍において選手が自分らしく輝ける環境を創出するため、選手自身が「自分がどうありたいのか」を真剣に考える機会を提供し、自分らしくあることを支援している。これは、学生に自発的な行動を促し、自ら考え、行動する「スポーツマン」になることを促している。
また、コロナ禍の一過性のムーブメントに終わらせないように、継続的に支援が出来るスキームを構築している点に学生アスリートに対する当団体の「覚悟」が伺える。

特別賞  

筒香 嘉智 選手(ロサンゼルス・ドジャース)

テーマ 日本野球界への改善提言・寄付・スポーツマンシップの普及への主張
内容 子どもと指導者の信頼関係の構築、球数制限やリーグ戦の導入など、子どもたちの未来のために、野球指導のあり方や指導法の変化の必要性を日頃より訴えている。また、出身クラブである堺ビッグボーイズのスーパーバイザーをつとめ、オフシーズンには実際に子どもたちへの指導を行っている。
2020年5月には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が広がり、野球界で多くの大会が中止となったことを受けて、出身地である和歌山県橋本市、母校である横浜高校、そして、高校・プロ野球DeNA時代を過ごした横浜市に対して寄付する意向を表明した。
2021年1月には、ファンとの交流を図ることを目的に、約100人の指導者・保護者・メディア関係者とオンラインイベントを実施。スポーツマンシップの大切さにも言及し、「スポーツ界はもう一度、スポーツマンシップの重要性を考えていかないといけない。スポーツは、深くて大切な要素がたくさん入っているものだと感じています。スポーツマンシップは、どの年代でもどの立場でもずっと大事にしてほしい」と訴えた。
競技 野球
評価 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎
コメント 自らを育んだ競技の指導環境の問題点について言及する現役アスリートは決して多くないが、子どもたちの未来を見据え、勇気を持って、野球の指導環境の改善に対して発言し続ける姿勢を崩すことがない。
スポーツマンシップについても、自ら学び、メディアや講演等でスポーツをすることの意義を考え、スポーツマンシップの理解と実践を促す普及活動に大きな影響を及ぼしている。
彼の提言に影響を受けた指導者が、子どもの育成を目的として、子どもたちが安全安心に野球に参加し無限の力を発揮する場を目指した学童野球リーグ「Players Centered League」を2021年4月から横浜でスタートさせるなど、彼自身の想いの詰まった言葉や行動が周囲に影響を及ぼし変化をもたらせている。
益子 直美

テーマ 監督が絶対に怒らない小学生バレーボール大会の開催
内容 勝ち負けを重視するのではなく「子どもたちが楽しくのびのびとプレーする」ことを重視し、「監督や指導者が絶対に怒ってはいけない」ことを最大の決め事とする「益子直美カップ小学生バレーボール大会」を主催している。2020年1月には6回目を迎え、約600名の小学生が参加した。
大会では試合を見てまわり、怒っている監督を注意して回っている。若い世代、特に小学生のバレーボール選手に対して、指導者がひたすらダメ出しし続けるような環境を変えるべく、指導者の意識改革に取り組み、子どもたちにバレーボールを楽しんでもらい、自主性を伸ばすことを目指している。
2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を中止としながらも、『第6.5回益子直美カップ小学生バレーボール大会』として、2020年12月19日にオンラインでセミナーならびに参加型イベントを開催した。
競技 バレーボール
評価 尊重◎/勇気◎ /覚悟〇
コメント 大会開催のきっかけは、全日本チームの代表にまで選ばれながら、自身の選手時代には監督・指導者からほめられた記憶が全くなく、ひたすら否定され、怒鳴られ続けた経験が影響し、バレーボールという競技の素晴らしさや育成のための環境を、自信を持って次の世代の子どもたちに伝えることができず、多くの子どもたちから憧れられながらも、その夢を裏切っているようでつらいという体験に起因する。子どもたちの指導環境を変えたいという想いで、大会を主催。部活生の体罰経験率が高いバレーボール界のなかで、指導者の意識改革を変える難題にチャレンジしている。
単に「怒らない」ことを指導者に要請するだけでなく、選手の自主性や自ら考える力を伸ばす指導方法の確立をめざして、自身も心理学・コーチング・ペップトークなどを学んでいる。指導者へ「尊重」を普及しつつ、勇気を奮ってバレーボール界に一石を投じるチャレンジをするとともに、自ら「覚悟」を持って学び続ける姿勢はスポーツマンシップを体現している

日本スポーツマンシップ大賞 ヤングジェネレーション賞 ノミネート

ヤングジェネレーション賞 

池江 璃花子 選手(ルネサンス/日本大学)

写真:YUTAKA/AFLO SPORT

テーマ 栄光と挫折を乗り越え、不屈の精神で病魔と闘うスポーツマン
内容 2016年に16歳でリオデジャネイロ五輪出場、18年アジア大会では金メダル6個を獲得して最優秀選手に選ばれ、合計18回日本記録を更新するなど競泳女子のエース的存在であった彼女。東京五輪での活躍も期待されていたが、2019年2月に白血病が発覚して入院。10ヶ月間にも及ぶ長期療養に「死にたいと思った」時期もあったと告白するほど苦しい闘病生活だったが、自らの強い気持ちと仲間・ファンからのエールと共に乗り越え無事退院。
2020年3月にはプールでの練習を再開し、そして8月には約1年7ヶ月ぶりとなるレースに復帰した。
7月23日には、延期となった東京オリンピックの開幕1年前イベントに参加、白血病を体験した彼女だからこそ世界に向けてメッセージできる言葉があるという依頼を受け、1ヶ月以上かけて言葉を考え、ピッチでスピーチした。
24年のパリ五輪を目標に掲げているが、東京五輪が延期されたことにより、その選考会となる今年4月の日本選手権にも出場し、見事出場権を勝ち取った。
競技 競泳
評価 尊重◎/勇気◎ /覚悟◎
コメント 大病を患った恐怖、先が見えない不安と闘った「勇気」、自分を支えてくれる周囲への感謝を忘れない「尊重」の気持ち、そして絶対に競技に復帰してさらなる高みをめざす「覚悟」、まさにスポーツマンの模範的存在としてスポーツマンシップを体現している。
2020年7月23日の新国立競技場でのスピーチからは、自身が大病を経験したことできつい経験をしたこと、医療従事者への感謝、スポーツができる平和への思いなどを語るとともに、逆境をポジティブにとらえて生き抜こうとする強いレジリエンス力を感じさせてくれた。
そして、その後の謙虚さとひたむきさを兼ね備えながら成長し続ける姿と言動は、魅力的なスポーツマンとして多くの人々に勇気を与えている。
河村 勇輝 選手(東海大学 男子バスケットボール部)

写真:Tokai Univ. SEAGULLS

テーマ バスケットボールの未来を担うGood Fellow
内容 福岡第一高校3年時の2020年に特別指定選手として三遠ネオフェニックスに加入し、新人賞ベスト5に選出。また、東海大学に進学した2020-21シーズンにも、横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として加入し活躍するなど、名実共に次世代のバスケットボール界を担うことが期待されるトップアスリートである。
ウィンターカップ2019決勝では、福岡大大濠高校とのライバル対決を制し大会2連覇を達成。試合終了の瞬間、河村選手がキャプテンとして率いる福岡第一高校のメンバーは、勝利を喜ぶよりも先に、相手チームと抱擁し、ライバルとして互いの健闘を称え合う姿はスポーツを通じた良き仲間=Good Fellowであり、Good Winnerたる振る舞いであった。
学生ながらBリーグでも大活躍を見せる彼は、その輝かしいキャリアだけでなく、コートイン時には一礼を欠かすことがなく、またプレー中も倒れた相手選手へ率先して手を差し伸べるなど「スポーツマン」としての側面に対する評価が高い。
競技 バスケットボール
評価 尊重◎/勇気〇 /覚悟◎
コメント 高校在籍時から全国有数のトップ選手として注目を集め、自分のプレーや勝利にフォーカスしがちな環境の中で、仲間や対戦相手、周囲への「尊重」の気持ちを忘れず行動として立ち振る舞う姿はまさにスポーツマンといえる。
メディアから高い注目を集めることについても、「日本代表でプレーしたいと思うほかに、もう一つ目標があって、それは日本のバスケットを盛り上げること」と語る。「メディアに出て注目されることによって、いろんな人にバスケを知ってもらえるきっかけになればいいと思っています。だから、バスケが盛り上がるのなら自分はもっと注目されてもいいですし、取材されたときにいい発信ができればと思っています。僕は小柄で体格に恵まれていないですが、感動や驚きを与えるのは自分にしかできない部分でもあると思っているので、いろんな人に夢や希望を与える選手になることが究極の目標です。」とバスケットボール界を背負って立つ覚悟をもって競技に臨んでいることを発信している。
鈴木 渓太 選手・小野寺 勇樹 選手(創価大学 陸上競技部駅伝部)

写真:AFLO

テーマ 箱根駅伝逆転負けに学ぶGood Loserたちの覚悟
内容 箱根駅伝2021(第97回東京箱根間往復大学駅伝競走)での歴史的な大逆転劇。第10区を任された3年生アンカーの小野寺選手は、2位駒澤大学と3分19秒差のリードとともに、最終10区でタスキを受け取ったが失速し、ゴール目前の2km地点で駒澤大学・石川拓慎選手の逆転を許し、初優勝を逃してしまう。消沈する小野寺選手を、「ありがとう」という言葉とともにゴールで温かく迎え入れたのは駅伝部主将である鈴木選手だった。2年連続で6区にエントリーするもいずれも当日変更となり、4年間で1度も箱根駅伝を走ることが出来なかったが、主将として、スポーツマンとして、最後まで全力を尽くした仲間を尊重し、ライバル・駒澤大学の勝利に対して「おめでとう」と称えた。
また、その逆転劇を多くのメディアに報道された小野寺選手も、twitterで呟いた「ごめんなさい。全部受け止めて来年強くなって戻ってきます。これからもどうか創価大学の応援よろしくお願いします。」とtwitterで呟いた。
競技 駅伝
評価 尊重〇/勇気〇 /覚悟◎
コメント 「戦後最大の大逆転劇」といわれた逆転を許した創価大学のメンバーにとっては、つかみかけていた初優勝をゴール直前で逃してしまうという結末となった。互いの健闘を称え、相手の勝利を祝福し、敗戦の責任を感じる後輩を思いやる……ライバル校のキャプテン同士で尊重し合う姿は「Good Loser」と呼ぶにふさわしい立ち居振る舞いであり、また、駒沢大学・神戸駿介主将も「Good Winner」であったといえる。
逆転を許した小野寺選手のTwitterのメッセージは多くのリツイート・いいねを集めた。悔しさや失意を抱える中で、周囲への感謝の気持ちを忘れず、前向きに発信したメッセージからスポーツマンとしての姿勢・覚悟が伝わってくる。

 

発起人・川淵三郎氏よりメッセージ

スポーツマンシップを身につけた真のスポーツマンこそが
現代の日本にもっとも必要な存在である。

日本スポーツマンシップ大賞/Japan Sportsmanship Awards
発起人代表
川淵三郎(一般社団法人日本トップリーグ連携機構 代表理事会長)

各賞概要

日本スポーツ界において、尊重・勇気・覚悟に代表されるスポーツマンシップを発揮した中で、最も印象的な個人・団体を「日本スポーツマンシップ大賞」として、学生など若い世代を対象とした最も印象的な個人・団体を「日本スポーツマンシップ大賞 ヤングジェネレーション賞」として表彰します。

審査委員会

◆審査委員長
中村聡宏(一般社団法人日本スポーツマンシップ協会 代表理事会長)

◆審査委員
江口桃子(一般社団法人日本スポーツマンシップ協会 理事/アナウンサー)
太田雄貴(公益財団法人日本フェンシング協会 会長)
大山加奈(バレーボール元日本代表)
島田慎二(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ「B.LEAGUE」チェアマン/代表理事CEO)
高橋勇市(アテネパラリンピック 視覚障害マラソン金メダリスト)
山中正竹(一般財団法人全日本野球協会 会長)
湧永寛仁(公益財団法人日本ハンドボール協会 会長/湧永製薬株式会社 代表取締役社長)

※肩書きは審査委員会開催当時

<日本スポーツマンシップ大賞2020 概要>

名称

日本スポーツマンシップ大賞 2021

目的

当該年度において優れたスポーツマンシップを発揮した個人・団体を表彰することで
スポーツマンシップの正しい普及・啓発をおこなう

開催日程

2021年6月23日(水) 18時00分~20時30分

開催場所

Zoomウェビナー

内容

・大賞、ヤングジェネレーション賞の発表

主催

一般社団法人日本スポーツマンシップ協会

 

 

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