いま、この国に必要なもの、それは、真の「スポーツマン」である。

■NPO「スポーツマンシップ指導者育成会」の設立趣旨

「スポーツマンシップ」の価値を理解し、若年層の競技指導を通じてスポーツマンを育成しようという志を持った仲間を支援したいと考え、当会を設立いたしました。

<支援方法>
  1. 「スポーツマンシップ」の歴史的な正統性を整理し、理論武装の支援をします。
  2. 「定義」を含めた言葉やフレームの整理をし、明確な形式知(ナレッジ)化を図り、コミュニケーション(伝達)の円滑化を図ります。
  3. 同志のネットワークを構築し、問題解決を具体的に進めます。
  4. 指導方法の体験をナレッジ化し、それをシェアし、各自のスキルをさらに高めあうプラットフォームを提供します。
    ※直接的に「競技力向上」を志向する指導法については各競技団体にお任せし、当会では扱いません。

そこで、スポーツマンシップ指導を実践するためのセミナーを開くとともに、スポーツマンシップ指導者資格検定制度を設けることとします。

■セミナー/検定/資格

スポーツの指導を通じ真の「スポーツマン」を育成するために、 指導者に必要な基本的な知識を整理し、指導の実践に活かすためのセミナーを提供するとともに、指導者の資格検定を実施いたします。

セミナーにおける講義の内容は

  1. 「なぜ、今、スポーツマンシップ教育が必要か?」~人災に備える人材育成~
  2. 「スポーツマンシップの源流」
  3. 「スポーツはなぜ世界に普及したか?」
  4. 「小学生に向け実施した『スポーツマンシップ授業』」

4回のセミナー受講後、希望される方には検定を行います。

なお、体協および体協加盟競技団体が主催する講演で 1. を受講した方が「スポーツマンシップ指導者」の資格取得を希望される場合は、 以下の「セミナーおよび検定詳細/申込」ボタンよりお進みいただき、「団体受講者 詳細」コーナーよりお手続きください(その他の方は、「セミナーおよび検定詳細/申込」ボタンよりお進みいただき、「個人受講者 詳細」コーナーよりお申込ください)。

検定に合格された方には、資格認定証を発行いたします。

また認定を受けた方には定期的に当会の活動報告を行い、 勉強会やセミナーなどの情報をお知らせします。

 

応募手続きや、レポートのフォーマット等詳細は以下よりご確認ください。

セミナーおよび検定詳細/申込

<参考>

■スポーツマンシップ指導趣旨
 「なぜ、スポーツマンシップを指導するのか」

理由1)現状認識:
  • これまで、スポーツマンシップの啓蒙普及が不十分であった。
理由2)問題意識:
  • 「スポーツマンシップの理解が不十分なまま」なのは問題である。
  • スポーツに携わる者は、スポーツの価値を正しく啓蒙する義務がある。
  • スポーツには「物理的な側面」と「精神的な側面」があり、その両者が揃わないとスポーツが成立しない。
理由3)競技力:
  • 競技力は「精神的な強さ」を伴わなければ向上しない。
  • スポーツマンシップが理解されていない国内のゲームで勝てるのは、相手も理解していないからだろう。
  • そのせいか、精神的な弱さが国際大会では露見する。
理由4)人材育成:
  • 2011年の東日本大震災で、明らかになったのが「人災」の問題。
  • 「人災」への対処は、「人間教育」しかない。
  • 日本の従来の教育システムには、「人災」に対処する「人間教育」が不十分だ。
理由5)スポーツを通じた人間教育の可能性:
  • そもそもスポーツは19 世紀の英国において、「(リーダーとなる)人材の育成」を担っていたパブリックスクールにおいて、「社会的な能力」を身につけるための教育ソフトとして開発され、その過程でスポーツ自体が今日の形に完成されたものである。
理由6)スポーツで得るべき社会的な能力:
  • 「勇敢」「尊重」「フェア」などの社会的な能力が「ゲーム」を通じて身につけるもの、という明確な認識が、 スポーツの母国、英国で19 世紀後半には確立されていた。
    (cf:「ウィカミスト論争」「クラレンドン委員会報告」)
理由7)リーダーシップ教育の欠如:
  • リーダーシップ教育を欠くのは、社会的に大きなリスクを生む。(特に非常時)
  • 「リーダーシップはスポーツで学ぶ」が、国際的な常識である。(スポーツマンでない大統領や首相など、 西欧では考えられない。)
理由8)リーダーシップにはフォロワーシップが不可欠:
  • リーダーシップが理解されていないと、リーダーが出現しにくい状況を生む。「突出」が疎まれ、「同一性」を強制 する雰囲気が空間を支配する。「KY」などという言葉が若者から生まれるのは、この国がいまだに「空気の支配」 下にいる証左。良きリーダーは、リーダーシップを理解した「良きフォロワー」のいないところでは成立しにくい。
    (この無理を通そうとすると、リーダーシップに専制的な色彩を帯びざるを得なくなる。)
理由9)スポーツ指導の現状:
  • 現状では、スポーツマンシップを否定する指導者さえいる。
    例えば、TVの解説で「良いファウル」などという表現をする解説者がいる。その番組を観ている子供たちへの  悪影響に対し、あまりにも鈍感である。鈍感さが、スポーツの現場における「スポーツマンシップの軽視」という  問題状況を連綿と継続させている。
理由10)悪い連鎖を切るのは今だ:
  • 事態の改善を他人任せにすべきではない。(「百年、河清を待つ」に等しい)
  • 指導の現場で、覚醒し、志を持った指導者を支援することが現実的な解決策だと考える。
    →そこで、NPO「スポーツマンシップ指導者育成会」を発足する。